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MTがMTになったわけ

夫、本名MT・・・・

無自覚低血糖(略してMT)の経験豊富です
昏睡経験も何回もあります


しかし
これは何の自慢にもならないどころか
むしろ上手にコントロールをされている方から見れば
何でそんなになるの?信じられな~い
と思われることかもしれません

発症後12年の今
インターネットでIDDM関連の多くの情報を目にするたび
MTがMTになったのは
病気や、低血糖に対する知識のなさが
原因だったのかな・・・と思います


入院中に夫は
低血糖は怖いということを
一応は教えられたそうです

「低血糖でこん睡状態になったりするんだって

昏睡状態で長時間放置されてたために
植物人間になっちゃった人がいたんだって」

「ふ~~ん低血糖って怖いんだね
そんな会話をした覚えがあります

でも
そもそも初めは
低血糖そのものが、どんなものかすらわかってない・・・

「なんか体がザワザワするんだけどこれが低血糖なのかなあ」
ってそんな調子でしたし

そのうち
冷や汗をかいたり
舌がしびれたり
寒気がしたり・・・などと
いろんな症状を経験するようになると

「こんな風にちゃ~んと低血糖を感知できるのに
なんで昏睡までいってしまうんだろう~

低血糖で意識をなくす・・・・
そんなこと実際にはないよねえ」
・・・・そんな気持ちにすらなっていったのです


夫の主治医は現在4人目ですが
発病以来10年間は、糖尿病専門医ではありませんでした

専門でなくても、IDDMについて多くの知識を持ち
適切な指導、助言のできるお医者さんは
大勢いらっしゃると思いますが
残念なことに
かつての主治医はそうではなかったようで
低血糖については、いつも
「気をつけてくださいね」程度で
それがどれほど危険なものか
それを回避するためにはどうすればいいのかなど
教えてもらったおぼえはありません

むしろ
運動もするし
食事にも気をつけている(カロリー至上主義でしたが)夫に
お医者さんは
「いいですねこの調子でやって下さい」
と言われるのが常でした

ですから
発症5年目に転勤で転院した頃には
夫にとっては
HbA1cを下げることが最大の目標になっていました

「HbA1cを下げるためには
正常値と低血糖のギリギリを狙わないとダメなんだ!

たびたび低目を出している夫に
もう少し上目維持にしたら?というと
決まって不機嫌に返ってきた言葉です

そう言われると、引き下がらざるを得ません

糖尿病=合併症と思えば
HbA1cを下げたいという気持ちは、わからないでもありませんから

知らなかったのです
低血糖の頻発がそんなに怖いものだとは・・・

あの頃
「こんなにたびたび低い数値を出してたら
無自覚になってしまうよ」と
注意してくれるお医者さんがいたら・・・・

「HbA1cを下げることも大事だけど
低血糖を起さないようにする方がもっと大切なんだ」
という事を、切実に教えてくれるお医者さんがいたら・・・

その後の状況は、多少違ってきたかもしれません


発症5年目にして
初めての昏睡を起した後の検診時に
意識不明になったことを伝えた時ですら
Dr.からのアドバイスは
「今後はそうならないように気をつけて下さい」
・・・・その程度でした

今、こうしてインターネットを通じて
色々な先生方のきめ細かい指導や
適切なアドヴァイスを見聞きするたび
あまりにも知らないことが多かった、と
はがゆく悔しい思いに駆り立てられるのです

でも
何もかもを、お医者さんのせいにするつもりはありません
あの頃
何らかの助言をしてもらっていたとしても
「HbA1cは低ければ低いほどいい!」と思っていた夫は
受け入れようとはしなかったかもしれません

痛い目をいっぱい味わったからこそ
ようやく
HbA1cの多少のupには目をつぶっても
低血糖回避に目標を定めるという
意識の切り替えを
受け入れられるようになったのかな、とも思います


ここ数ヶ月のMT(夫)は、MT(無自覚低血糖)ではなくなりました


いつ何時起きるかわからない無自覚に
気の休まることがなかったあの頃・・・・
私は日記にこう書いています

「このままではたまらない!
でも状況を変える方法がきっとあるはず
状況が変わる日がきっとあるはず・・・・」と

状況は変わりました!

安心しきってはいませんが
平穏に過ごせる毎日に感謝です

この平穏が、一日でも長く続きますように・・・・・




あの頃に比べれば
リタイヤ夫が毎日家にいるストレスくらい
フン、軽いもんさ!



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Author:poco
                夫は22年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが放射線と抗がん剤治療でなんとか5年を生き延びできました。しかしさまざまな副作用に加え、再発部分が次第に勢力を増してきている様子で、これからどうなるか、スリル満点のちっとも甘くない生活ですが、2人の孫の成長を楽しみにひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂11才)と静かに暮らしていきたいと思っています

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1型糖尿病とは

    

ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

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