おどろきと感謝のバースディ

4月と言うのに3月の話で恐縮ですが
3月29日は夫の誕生日でした

誕生日と言っても、これだけ何回も年を重ねてたら
ささやかなプレゼントを用意して(ないこともある)
ちょっとだけ夕食の品数が増える程度で(ないこともある)
今年もスペシャルなことは何も考えてなかったら
なんと息子のお嫁さんが素敵な提案をしてくれました

夫には内緒でふたりが愛知から駆け付けて
宅急便を装ってチャイムを鳴らし荷物を取りに出た夫を驚かせよう、と言うプランです

サプライズ!?うわあ楽しそうだあ
息子が「母さんはおしゃべりだからうっかり口走ってしまうんじゃないか」と心配してるそうな
はいはい、お口チャックね

「ケーキも持って行きます、お料理も任せて下さい」とのありがたい申し出なので
私はな~んにもしなくていいんだけど
「明日の誕生日は何作ろうか?何か食べたいものある?買い物に行って来ないとね」な~んて上手くとぼけてたんですよ

当日お昼過ぎに、ふたりから近くまで来たとの連絡
ところが夫は昼食後の散歩に出たところです
「お父さん、ただ今散歩中。見つからないように!」
「ラジャー、近くのコンビニの駐車場で待機します」
秘密ってなんか楽しい

しばらくして帰宅した夫は、りくを抱いてパソコンの前に座りました
よし!そこだと、門の前に車をつけても見えないからちょうどいい
私はさりげなくインターフォンの近くで待機

ピンポ~ン 画面に顔を見せないようにして立っている息子が映っています
「は~い」
「お荷物です」・・・ウフッ、上手い上手い、顔がニヤついてしまう

「poco夫さん、ひょっとしたらTたちからの誕生日プレゼントかもしれないよ!取りに行ったら?」
「りくがひざにいるから、もらって来て」
エーーーッ!そうくる?

しかしここで、あんまりしつこくいうのもおかしいし
取りあえず私が出ていき、息子たちに玄関に入ってもらう
そして部屋に戻って
「すっごくおっきい荷物が届いてるから取りに来て!」というと
夫は何の疑問も抱かず「え~~、そんな大きいもの?」と玄関へ

そこには二人がいたもんだからびっくり!!
大きなものに間違いはない

どうしたの!?二人来てたの!?と目をまるくしている夫
サプライズ大成功!

バースデイケーキ_convert_20150401230330 

名古屋の名店で買ってきてくれた
とびっきりの味の
バースデーケーキには
長いローソクが6本
少し短いのが8本
ちゃ~んと用意されていました



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前夜3時までかかって
下ごしらえをしてくれたという
手のこんだ数々のお料理が
食卓に並び



獺祭

超人気のお酒までセレクトしてくれて



今年の誕生日を祝うことが出来るのだろうか、と思ったこともある日々を思い返すと
こんなに笑顔にあふれてこの日を過ごすことが出来るなんて、と
改めて感謝の気持ちでいっぱいになるのでした


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そして1年

4月8日
夫が血管肉腫との宣告を受けたのは、昨年のこの日でした

とても希少である
症例数が少なく、治療法が定まっていない
たちが悪い
転移しやすい
・・・・・

調べれば調べるほど不安が募るばかりでした

救いは、夫が落ち込まなかったこと

放射線照射の影響で
ひどいやけど状態が何か月も癒えなかったり
先日の感染症による高熱など、この一年なかなか気の休まることはありませんでしたが
夫は驚くほど淡々と抗がん剤治療を続けています

よほどのことがなければ、夕食時にはお酒を飲みご飯もしっかりと食べ
1型発症以来日課となっている日に3度のウォーキングも欠かしません

混乱の極みにいた昨年の今頃
ひょっとしたら、夫は一年先の桜は見られないのではないだろうか
などと、考えたものでした
涙に暮れていたあのころを思うと
今こうして、穏やかに過ごせるひと時ひと時が愛おしく大切に思えます

でも治ったわけではないのです
息をひそめているガンがいつ息を吹き返してくるかわかりません

心引締め、一年、また一年と過ごしていけたらいいなあと思っています



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poco

Author:poco
                夫は19年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが、週1回の抗がん剤点滴でがん細胞と折り合っているらしく、発症後3年目をなんとか無事にすごしています。
ちっとも甘くない生活だけど、ひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂8才)に癒される毎日です

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1型糖尿病とは

    

ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

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