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蜂窩織炎

夫が今罹っている感染症、ほうかしきえん・・・聞きなれない名前です

窩なんて字  今まで書いたことないんじゃないかなあ
あな、という意味らしい

炎症した組織を顕微鏡でみると、蜂の巣の仕切りのように見えることから、蜂窩、という名前がつけられているそうです

リンパ浮腫外来で圧迫包帯をし始めた時に
起きる可能性がある重大症状として看護師さんから聞いてはいました

でも、1型糖尿病の低血糖と同じで
そんなこと起きないよね、きっと・・・と名前も忘れていたのです

「毛穴や傷口から細菌が侵入して
赤み・痛み・腫れがみられ」という解説通りの症状で
赤み、痛み、腫れからのスタートでした

「こんな症状が出たら、とにかく大急ぎで救急に駆け込んでください」と看護師さんに言われたとおりに
大急ぎで駆け込んだので、その時点ではまだ白血球数も炎症反応を表すCRPも異常は表れていませんでした

でも、熱もじわじわと上がってきているし、患部の状態から見て蜂窩織炎で間違いないだろうと
抗菌剤の点滴が素早く始まったのは幸いでした

この蜂窩織炎、耳慣れない割には身近な感染症なのだそうです
通院で服薬治療をすることが多いようですが
夫の場合、大きな疾患を持っていますので感染が重症化するおそれもあることから
入院を勧められました

服薬より点滴の方が即効性があり、より強力な治療ができるというのですから
こちらもその方が安心です

その後、熱は一時39.5度まで上がりましたし、炎症を表すCRPも高くなりましたが
2~3日で山を越え
すこーしづつ数値はよくなってきました
細菌感染症なので、抗菌薬を用いた治療が有効なんですね

ただもともとむくんでいたところに炎症が起きているので
右腕の腫れはひどく、今も指先までむくんでおり、グーができないほどです
なんとかならないものでしょうか
「感染した皮膚は熱をもち、オレンジの皮のようなあばた(皮膚の小さな窪み)ができることがあります」とGoogleが教えてくれる通りになりました

ここ2~3日は日焼け跡のように一部分の皮がむけてきました
でも先生の話だと、これは悪いことではないらしいです
見てるとついつい剝きたくなってきます
IMG_8902_convert_20170608204403.jpg
オレンジの皮をむくように、サッと一皮むけて元に戻ればいいのに、と思います

今朝の血液検査の結果、CRPも基準値近くまで下ったので
明日退院です

今後は服薬に切り替えて、症状の改善を待つことになりました
炎症部分が完全に治るまではかなりかかるらしいです

蜂窩織炎、再発することも多いそうなので
まだまだ、安心できませんがまずは一段落、かな?




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非公開コメント

あせらずに養生してくださいね!

予測をして対処法を教えてくれた看護師さん、ほんとスゴイですよね!
横浜のほうにすごく人気の小児科があって、診察した際に「この後こうなっていく・・」という心配しなくていい症状や対処法を予測して教えてくれるそうです。そうすると症状が変化しても無駄に来院せずに済んで、忙しいお母さんも病院側も助かっているそう。そういうふうに診てくれるとありがたいよなぁ..と常々思っていました。

傷口からならわかるけど、毛穴からも細菌入るの?そんなのどうしようもないですね。。v-12

皮むけ・・ダイビングしてる友人が、若い時はペロ〜ンてむけてたのに、最近はカサカサになると言ってました。年取るとペロ〜ンてできないんだってpocoさん!

♪カッパさんへ

>診察した際に「この後こうなっていく・・」という心配しなくていい症状や対処法を予測して教えてくれるそうです。

お医者さんがみんなこういう人だといいですよね
お医者さんにもよるんでしょうけど、気軽にいろんなこと聞きにくい雰囲気がありますもの
診察終わってから話しやすい看護師さんに聞いたりしてねv-8

> 傷口からならわかるけど、毛穴からも細菌入るの?そんなのどうしようもないですね。。v-12
そうなんですよ
免疫力の低下があるから仕方ないところもあるんでしょうけど、これから先も抗がん剤打ってる限り安心できません

> 年取るとペロ〜ンてできないんだってpocoさん!
あのべろ~んはなかなか快感なのに!
そのせいかなあ、ちびちびしかめくれてこないのは(笑)

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Author:poco
                夫は22年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが放射線と抗がん剤治療でなんとか5年を生き延びました。しかし2019年6月「僕が死んだ後は明るく元気に暮して長生きして下さい」とエンディングノートに書き記して旅立っていきました。
以来、夫が愛したチワワのりく(オス11歳)と明るく元気に暮しています。長生きの方はわからないけど・・・・

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1型糖尿病とは

    

ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

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