セカンドオピニオン

今回の上京目的
親戚や友人と旧交を温める・・・だけではありませんでした

2泊3日の最後の日
私たちは神奈川県相模原にある北里大学病院に向かいました

夫が患っている血管肉腫はとても希少なガンで、あまり情報がありません
そんな中でも、この病院のM先生が全国のデータを集め治療のガイドラインを作られているのです

3年半前、手術はしないで放射線と抗がん剤で治療するという選択をしたものの
これでよかったのだろうか、と言う不安は常に付きまとっていました

放射線治療が一段落した頃
数少ない血管肉腫の情報の中で、M先生が相談に乗ってくださるサイトがあることを知り
質問のメールを送ったところ、すぐに
「文面を見る限り、最良の治療が施されていると思います」とのお返事をいただきました
そして放射線によるやけどのつらさにも触れ
「治療は大変だと思いますが、ご家族とともに頑張ってください」とのやさしい言葉も書き添えてありました

その後安心して治療に専念することが出来たのは
M先生のこの言葉があったからです

機会があれば、一度M先生のセカンドオピニオンを受けたい、と思っていたのですが
残念ながら退官されてしまいました。
でもその後を娘さんが引き継がれているのです

そこで、せっかく東京に行くのでいい機会だからと行ってみることにしたのです
予めの問い合わせでは
皮膚科はセカンドオピニオンはしていないので
通常の診察という形で受診してください、とのこと

大学病院なのでさぞかし混むだろうと覚悟して
早目に着くために、前日は町田のホテルに泊まったのです
小田急線で一駅の相模大野からバスで30分

こんなことでもなければまず訪れることのなかった街です

北里柴三郎博士由来の北里大学病院はとても大きく立派でした
北里大学病院

カフェも広くておしゃれ!
スタバ

受付番号から見て、かなり待たされるだろうと思い、お茶でも飲もうかと腰を落ち着けた途端
番号が出たものだから、大慌て
紹介状があると、早く診てもらえるかもと聞いていた通りでした

急いで診察室に向かいました

担当のM先生は、きびきびした女医さんで
受付で渡しておいた主治医からの紹介状や発症時からのデータの入ったCDに目を通して下さっていたようで
頭部の患部も診た後
丁寧にお話しくださいました

すなわち
再発はあきらかであること
完治はむずかしいだろう
今の抗がん剤は効き目が悪くなっているのですぐにでも変えた方がいい等々

そして次の抗がん剤候補を3つ挙げてそれぞれの特徴、副作用についての話をされました

この病院には血管肉腫の患者さんが20人ほどもいるとのことで、治療実績も夫の通っている病院とは比べものになりません
それでも、選択の数は少ないことに変わりなく
これがいい!という確たるものものはないとのこと。
つまり、やってみないとわからないということです

そして
夫の主治医はとてもよく勉強されているので信じて治療頑張ってください
今後も何かありましたら、いつでもお力になります、という言葉で診察は終わりました
時計を見たら40分以上も過ぎていました

ここにきたら
新しい治療法が見つかるかも・・・なんて思っていたわけでもないし
ほとんどは予期していたことを言われただけなのですが
あ~やっぱりそうなんだぁ、と現実を再認識させられてしまいました

3年半の間
何とか無事に暮らして来れたものだから
あわよくばこのまま行けるのではないか、と思ったりしたこともあったけれど・・・

ちゃんと覚悟を持って
これからも、変わることなく治療に専念し
日々の暮らしは淡々と続けることにしましょうと
帰りの新幹線の中で
新横浜駅で買ったお弁当を食べながら
二人でうなづきあったのでした

医学は日進月歩
新しい抗がん剤だって出てくるかもしれませんしね

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pocoさん、こんばんは。

ご無沙汰しています。
東京に来られていたんですね~~。

セカンドオピニオン、私も数年前に一度受けたことがありますが、
いろいろ勉強になりました。

がん治療はどんどん変わっていきますから、
ご主人の治療に使える新しいお薬が登場する可能性はあると思いますよ!

あまり待たされなかったとはいえ、やっぱり遠距離の大学病院での受診はお疲れになったと思います。
ゆっくりお休みになってくださいね。

♪mikomonaさんへ

ありがとうございます
お体の調子はいかがですか?

ご主人の介護で自分のことは二の次になってしまうので
心配しています。ネコちゃんのことも。

ガンはやっぱり大変ですね

この先どうなっていくのか不安は消えませんが
mikomonaさんのおっしゃるように、新しいお薬の登場に期待を持って
行くしかありません

ところで私もミシンを新しくしたのはいいのですが
まだほとんど使っていません
たまにしか触らないので、その都度説明書と首っ引き

mikomonaさんを見習って、何か作らなくっちゃ!

苦娑婆

そうだったんですか。
今ある最高の診断を受けられ、最善の治療を受けられておられるなら安心しました。
医療はどんどん進んでいますもの更に良いお薬等がきっと出て来ますとも。

夫も9月10月数日置きに病院通いv-12
・口内炎状態から口腔外科に廻され腫瘍切除 ⇒良性だったけど再発することがある原因不明の腫瘍の為4カ月後に再診
・今年から訴えている手首の腫れ痛みが甲⇒指に移動してあちこちの病院で診察して結局何処も原因不明という事で経過観察


母がよく(この世は苦娑婆だから、、、)って気苦労があるたびに言っていたのを思い出します。

夫の場合は取り敢えず今は ホッ!ですが生きていくって楽しい事ばかりじゃないな~てわかっちゃいるけどため息出る事ありますねえ。
でもケセラセラ~しかないか??

いい先生でしたね

いまの主治医先生がとても勉強されていると認めてもらえたのは心強いですね!
勉強している → 新しい情報も入ってくる ということですよね。

>これがいい!という確たるものものはないとのこと。
つまり、やってみないとわからないということです

ということは、可能性があるということでもありますよ。
未来のことなんてまだなにも決まっていません。
いまの生活を仲良く楽しく送ることがいちばん大事だと思います。
ナチュラルキラー細胞をじゃんじゃん増やしましょう♪

お疲れ様

何度もメールしようかと思いつつ、いろんなこと想像してしまい・・・
祈りつつ待っていたご報告、何度も読み返しました。

何より、今の主治医の治療が正しいことがわかり安心されたこと、私もほっとしました。
直に診ていただけると、メールでのアドバイスより心強く思われたことでしょう・・・お二人の闘病生活が少しでも明るい未来に向かうように思いました。
息子たちも心配してたので、さっそく知らせます。

お二人ともお疲れ様でした。
医療は日進月歩、より良いお薬が発見されるかもしれませんし、お互い日々を大切にして過ごしましょうね。

台風の中、本当にご苦労様でした。

♪カズの妻さんへ

カズさんの腫瘍は良性、ということでほんとよかったね
医学は日進月歩だというのに、原因不明、治療法もわからない、ということが山ほどあることに驚かされます

大病院に行けば、どんな病気でもなんとかなるんじゃないかと思ってしまうけど
ならぬものはならぬv-390現実はそう甘くはありませんね

不安の種はいつも頭の中にあるけれど
だからと行って毎日ため息つきながら暮らしてるわけでもなく
笑いもすればケンカもして
いつもと同じような夫婦二人暮らし
そう、ケセラセラ~
先の心配はしますまい

♪カッパさんへ

> 勉強している → 新しい情報も入ってくる ということですよね。
こちらが質問したことは、次までに調べてきてくれる、と夫が言ってました
ただ、それは聞きたくない!と思うような悲惨な例まで教えてくれる
いやがらせか、って思うこともあります(笑)

> これがいい!という確たるものものはないとのこと。
> つまり、やってみないとわからないということです
> ということは、可能性があるということでもありますよ。

そうです!そうなんです!
北里大学病院の先生がおっしゃいました

「症例数が少ないということは効かないという訳でなく
poco夫さんが、その薬の先駆者になるかもしれないんです」って

>未来のことなんてまだなにも決まっていません。
いまの生活を仲良く楽しく送ることがいちばん大事だと思います。

はい!
その気持ちで毎日暮らしますね!

♪Largoさんへ

いつも気にかけていただいてありがとうございます

ひょっとして、の期待は虚しく終わりましたがこれで気が済みました

でも北里大学の患者数の多さは羨ましかったです
とは言え、ないものねだりをしたところで仕方がありません

病を得たことは不運ではあるが不幸ではない・・・友達が教えてくれたこの言葉をかみしめつつ
毎日暮らそうと思います

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Author:poco
                夫は21年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが、抗がん剤がなんとかがん細胞と折り合っているらしく、5年目にはいりました。感染症でたびたび入院したり、再発の兆候も見られるし、これからどうなるか、スリル満点のちっとも甘くない生活だけど、初孫(♀2歳)とひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂10才)に癒されながら過ごす毎日です

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1型糖尿病とは

    

ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

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