ナポリの夜の低血糖

イタリア旅行記
最後はIDDMネタで

場所はナポリ
明日は帰国・・・という夜のことでした

旅行が始まって以来
食後2時間はそこそこいい数値だけど
夜中から明け方にかけて高くなる傾向が続いていました

オリーブオイルがふんだんに使われていることでしょうし
旅行中は高目を心がけていましたから
いたしかたなし、のはずだったのに
最後の夜くらい高目を抑えてやろう思ったのか・・・
夫は、多少強気にRを打ったようでした

イタリアのレストランは開くのが7:30~8時と遅いので
海沿いのお店からぶらぶら散歩しながら、帰ってきたのは10時すぎ
それから、お風呂に入って
夫が休んだのは11時頃だったでしょうか

イタリアでも宵っ張りの私は
分かりもしないテレビをぼんやり見ていましたが
夫が何度も寝返りを打つ気配に
多めのRが気になっていたこともあって
「血糖値測ったら?」
と声をかけました

しかし「うん、測った方がいいね~~」
と眠そうに言うばかりで、一向に測ろうとしません

なんだなんだぁ
イタリアで低血糖かぁ!?かんべんしてよね

夫の口に、急いでブドウ糖2個放り込みますが
噛んだものの朦朧としているので飲み込みません

ああ眼球が細かく揺れだしてきた

やばい!急がなくちゃ

レスキューレスキュー出番よ
少し頭を持ち上げグルコレスキューを流し込みます

飲めるかな飲めるかな


よかった
飲んでくれた

水を含ませたら、口の中に残っているブドウ糖キューブも飲みこんだようです

よし!これで15g

しかし、レスキューを飲ませた直後にけいれんを起こした過去もあります

お願い!ひきつけたりしないでよ

取りあえず15分待とう
(15-15ルールですから)

あ~~でも
言葉もろくに通じない外国で
意識が戻らなかったらどうしよう

念のために
辞書で「糖尿病」を引いてメモ帳に書きとめます
Diabete・・っと

低血糖は・・・・医学書じゃないんだから載ってないよなあ

ブドウ糖Glucosio が、少しpoco・・・・でいいか
メモ
自分のハンドルネームがこんな所で役に立つとは

イザという時には
お医者さんに
これを見せよう

そうこうしているうちに、15分が経過

測定・・・
うわっ!思わず声にでる
仰天時差があるので
現地時間では午後11時40分



再びグルコレスキュー
一袋と半分
これでまた15g

糖分よ、早く巡れーー!

そして10数分後

薄く目が開きました

先ほどのうつろな目よりはましになっています

「あれ、僕どうかした?」
よみがえった時の、いつものセリフです

あ~~~やれやれ、ホッとして体の力がぬける思い
「ごらんのとおりよ(レスキューの空き袋を見せる)」

「低血糖だった?」

「はい、そのとおり!

では私はだれでしょう?」
これもいつもの復活テストです

「poco」

すぐ出ました
「では、ここはどこでしょう?」

「え~~~っと」

考えています
まだ完全復活とはいかないな

私が血糖測定の用意をしていると
「どこかわかったよ、ナポリだ」

今回は戻るのが早いようです

しかし15分後の測定値はまだ49

なかなか上がってはきませんが
ここまできたら
本人にお任せして大丈夫でしょう

それでは私は休ませていただきま~す


その後
私の旅行最後の夜は平和に更けて行きました・・・・

が・・・


ぐんぐん上がっていく血糖値に
夫はなかなか平和とは行かなかったようです


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お名残惜しい・・・

えっ、もう最後の旅行記なんですか?
存分に楽しませて頂いた上に、1型糖尿病患者の私には有り難い体験記まで・・・感謝感激です。

しかし、旅行記の最後の記事で良かった!
最後の旅行記になってたかも知れなかったんですものね。(笑)
pocoさんの大活躍はナポリでも・・・と、もう頭が下がります。

いつものように「わたしはだれでしょう?」の妻の声に
「poco」

ホントにホッとされたでしょうねぇ・・・

いつも、ひどい低血糖が起こったらどうなるのかを学習させていただいてます。まっ、私本人は分からないのかも・・・(笑)
つい強気で打ちすぎられるご主人様のお気持ちも分かる私。
ただ、私の場合はいざという場面で気付いてくれる人がいないから、打つ1歩手前で「高めでも良いや・・・誰も助けてくれんけん・・・」と、少なめに・・・主人が当てにならないもので(大笑)
頼られてるのよねぇ・・・私にもpocoさん貸して欲しいわ。

こうして思い出のナポリの深夜の血糖値話として、IDDMらしい話題も提供されたご主人様、スリの時の追跡やpocoさんの被写体としてや色んな活躍されて、pocoさんも日頃のレッスンが役立ち、なかなか良い感じのシルバームーンだったように思います。
なにより、ご無事に帰国されたし・・・終わり良ければすべて善しですよ。(笑)

GWの期間、寂しいネット界ですが、pocoさんの更新で楽しみが出来ましたよ。(笑)
今夜は海チャンがお泊まりしていますが、一緒に寝ようと待ってる海チャンに「まずはpocoさんにコメント付けるから」と、待たせてる私・・・不良ばあさんです。(笑)

ええっ!!

良かった、良かったねエ!!。大事にならずに。
旅行中って食事時間がずれるのが普通だし、カーボ解り難いし、ましてや遠ーーいかの地だし・・・。
「ふっー!」って思わずため息出ちゃいましたv-393
poco夫さんにしては例え旅行中でもGOODな血糖値に保っていたいのもよーく理解できるし。

ペンではボーラスは良しとしても、ベーサルをどう調節したのかしら?って思っていましたが何ともなかったようですね。


連休どうしていますか?
私は息子が帰ってきて、イソイソ婆さん(夫、談)やってます。

大事にならなくって、良かったね~

こういうことって、勿論、防げるものなら、いいんだけど、そういうものじゃないし。
ある程度はしょうがないものなのかな?っと、のんきに構えるのは、本人だからやろうね e-445

周りにいる家族は、そうも言ってられないものね~e-441

でも、いつも本人に任せられるようになったら、お任せって言うのが、良いね~。v-9 さらに、その後に、わぁ~わぁ~言われると、そっちのほうが、私はツライ v-390

♪もりママさんへ

海ちゃんお待たせしての、コメントありがとうございますv-435

さすがにこれだけ低血糖に対応してると
もう何があっても大丈夫、何とかなる!みたいな気持になってきます

こうなるまでに何とかしてよ・・・と言うのが本音なんだけど

まあ、終わりよければ、すべてよし・・・と言うことにしておきましょう(笑)

>私の場合はいざという場面で気付いてくれる人がいないから
イザと言う時はご家族が、きっとちゃんと対応して下さると思いますが
まずそういう状況にならないように、気をつけておられるのが
何よりv-218









♪カズの妻さんへ

ご心配かけちゃいましたね

ちょっとあわてたけど
まあこの程度なら、どうってことない部類に入りますね

旅行中、ベーサルは(一時的に切れる時間ができるのは覚悟で)現地時間に合わせて打ちます
ただでさえぼんやりしてるのに、時差の計算なんてしてられないものv-8

今回も出入国、ペン類全くチェックなしでしたよ
ポンプはどうなんでしょうね

連休中
息子さんに、いそいそご馳走作ってらっしゃる姿が 目に浮かびます

わが家は
息子は直前に緊急呼び出しで連休丸つぶれ
ボヤいてました
娘は、直前に大阪出張がありそのまま連休に突入
交通費が浮いたと大喜びでした

今日からまた二人の生活です

♪そらちゃんへ

> ある程度はしょうがないものなのかな?っと、のんきに構えるのは、本人だからやろうね e-445

家族は
しょうがないのかなって、ある程度あきらめv-390

まあ、1時間足らずで治まったこの程度なら
どうってことないさ・・・v-389

人間、何事にも慣れるもんです
ケーク・サレ作りにも慣れてくるようにv-290


おつかれさまでした!!!

あ、例のカックイータイトルの夜だ!
と思ったら、ずいぶんと大変な低血糖だったんですね!!
日頃の鍛え方が違うから、旅行先でのアクシデントにもビクともしませんねー。
心強い!
普通だったらちょっとした騒ぎになってますよね。

いろいろ考えてメモを準備している時の
pocoさんの心細い気持ちが、文字から伝わってくるようです。
ご無事でよかったよかった。v-22
 

♪カッパさんへ

アハハ
カッパさんにカックイーって言われたから
そのままタイトルに使っちゃったよv-411

いろんなところで
経験させてもらったから
もうね
外国だろうと、へき地だろうと怖くなんかないさv-8

でも、できれば
もうこれ以上の経験は積みたくないなあ

無事でなによりです。

こうして旅行記になっているのだから、大丈夫だとは分かっていたけど、やっぱりご無事でなによりでした。ホッ。
家での低血糖だってオロオロするのに、旅行先、まして海外。
想像しただけで恐ろしいです。>_<
(我が子の場合は海外でも低血糖の心配はほとんど無かったので。どっちかと言うといつも高血糖。^^;;)
こんな状況下にあっても15-15ルールを実践出来るなんて、本当に素晴らしい!
私も次こそ(滅多にやってこないけど)実践するぞ~!

イタリア旅行記。行った気になれて楽しかったです。
次は何処かな~? #^^#

♪ともかさんへ

外国の救急車に乗るのも面白かったかなv-8
なんて不謹慎なことを言えるのも
あの程度で済んだから言えることですね
今さらながら
無事でよかった、と思います

ひどい低血糖の時
いつも、どれくらいブドウ糖を飲ませようかと迷うんだけど
15gというのはひとつの指針になりました

次はどこに行くかは決めてないけど
今度は現地の言葉で
救急車、糖尿病、低血糖などを調べて行こうと決めています(笑)

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                夫は20年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが、週1回の抗がん剤点滴でがん細胞と折り合っているらしく、無事に4年目にはいりました。
ちっとも甘くない生活だけど、初孫(♀1歳)とひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂9才)に癒される毎日です

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ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

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