4丁目の夕日

今夜は窓からひんやりとした風が入ってきます

神戸でもやや北に位置する我が家のあたりは
市街地に比べて2~3度・・・朝や夜ならば3~4度も低くしのぎやすいのです
(その分冬は寒いけど)

こんな涼風に吹かれていると、昭和の色濃い昔のことを思い出します



母の実家は海沿いにありました

海沿いと聞いて
白いテラスに緑のパラソル
フェンスには赤いつるバラがからんだおしゃれな家を連想したあなた

チッチッチ

時は昭和の30年代
くすんだ茶色の木造平屋
土間と板の間(フローリングなんて洒落たものじゃございません)とふすまと和室で成り立った
築ン十年の田舎家にイメージの訂正をお願いします


幼かったころの夏
海のそばに立つ、おじいちゃんちに遊びに行った時の楽しみは
3人の従姉兄達と遊ぶこと

あの頃は今ほど暑くはなく
夕食後は夕涼みによく外に出ていました

お風呂上りに天花粉(わかる人、手をあげて!)の白い花を咲かせた子供らが
庭の床几の上に寝っ転がって
あの白いのが天の川、あれが北斗七星
ひしゃくのどこそこの部分を伸ばして行くと、ほらあれが北極星

年嵩の従姉妹が教えてくれる、北を指すこの星がどれか
私はなかなかわからなくて
何度もどれ?どれ?と聞いたものです
未だに見つけるのは苦手です
(北極星、有名な割には地味でしょ?)

近所の何でも屋さんで、大きなボウルいっぱいに作ってもらったかき氷には
黄色いシロップがたっぷり
みんなでおでこをくっつけて、競いあっておさじを突っ込みます
あっという間に食べ終わり、
ボールの底に残った冷たくて甘い最後のお汁をだれが飲むかでまたひとバトル

食べ終わったあとは、みんなで舌を出し合って
わあ、まっ黄色や!とこれまた大笑い

花火は線香花火
誰のが一番長く持つかな~
柳になってからが大事なんや
そっとそっと
動かしたらあかん、芯が落ちるぅ

そして
寝るのは
蚊帳の中

町なかの私のうちでは、蚊帳はつらなかったので
おじいちゃんのところに来た時にだけ経験できる蚊帳が、大好きでした

お布団を敷きつめた部屋の、4隅の金具に蚊帳のひもをかけると
わくわくするような秘密の基地の出来上がり

入る時は、蚊が入らないようにうちわであおいでからね
これも何やら基地に入る前の儀式のようで
ちょっと大人びた感じが嬉しくて・・・・

中は子供たちだけのパラダイス

くすぐりごっこをしたり
ねっ転がったまま、両足を蹴りあげて蚊帳の天井に足が届くか競争をしたり
ただ一人の男のいとこの急所けりごっこなんてのもあったなあ

一人っ子の私にとっては
嬉しくてたまらない時間でありました(いや、急所けりが、じゃなくて)

ほれほれ、もう寝なさいよ
おばあちゃんが入ってきて
手枕をしてくれます

開け放った窓からは、打ち寄せる波の音
昼間、海で遊んだ名残の肌のほてりは
おばあちゃんのあおいでくれる、うちわの風がやわらげてくれます

おばあちゃんもウトウトするのでしょう
時折止まるうちわの手
でも必ず、また思い出したように動き出して・・・

おばあちゃん、そんなに長くあおいでて、しんどないんかなあ
と思っているうちに、いつの間にか夢の世界に

穏やかで静かな、夏の夜の思い出です






これ書いててふと思いました

あの頃のおばあちゃんて
いくつくらいだったんだろう
ひょっとして60過ぎ?

ぎゃ~
私とさほど変わらないやないか

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1丁目ですが~

はーい!天花粉分かりますよ(笑)
今はプレスドパウダーになったのもあるけど、つけたら昭和の幼児顔よ
蚊帳のあの独特な匂いと肌触り、ずっしりした重さが、文章から伝わりましたよ
懐かしいけど、あの裸電球にカチンカチン当たる夜の虫はご勘弁(笑)

今夜も孫達をうちわで扇ぎつつ過ごす私、63歳です
あの頃と違ってエアコン入れてるのに、子どもの体温が高いからか?やはり、うちわで扇ぐと寝つきが良いなあ!

で……
こんな時間に、またまた癒して貰ってます
まっ、眠前が高かったので追加打ちしたのが失敗して、あまりの動悸にもしやと測ったら、52
夜中に下がるの久々なんで、今ブドウ糖補給して上がるの待ってま~す(笑)

寝入り端に波の音が聞こえるなんて、サイコーの贅沢だし、それが幼い頃の思い出だなんて、星を見ながらの線香花火の思い出…色々あってステキ!

今夜もありがとうございました

私も♪

おでこと首すじに天花粉♪

でもどちらかというと、妹やいとこ達のおむつ(正確にはおしめ)替えた後にポンポンっていうイメージの方が強いです。

天花粉?

ベビーパウダーみたいなモノですか?
そーゆー系の粉は、小さい頃母がつけてくれたけど、名前は知らないし、
「天花粉」も、なんて読むのかがわかりませーん。

pocoさんの文章ってイイなぁ・・・
自分の子供の頃の記憶とは多少ちがうけど、なつかしくてやさしい気持ちになりますね~v-10

あの~

は~い・・てんかふ・・わかります~
蚊帳も小さい頃の思い出です。
懐かしいです。
あの頃にもどりたい・・・

で、すんません(*^。^*)
ひそかにブログ再開してました。
そのうち・・と思いつつ・・言いそびれた~
ビョーキのことは、あまりどころか・・あまり書いていません・・・

ま~、気がむいたらお越しくださいませ。
相変わらずです。
仕事、懲りもせずにボチボチし始めましたが・・
ブログ「かめ日和」ですが、爬虫類が苦手だったら、写真に驚くかも・・です。

♪もりママさんへ

Largo Blogの
4人のお孫さんたちの寝姿を見て、思い出したんです

もりママさんのお孫さんたちも大きくなったら
ばぁばにうちわであおいでもらったことを思い出すことでしょう

ももこちゃんはまだ無理かな?

こんな時間??うわあ午前3時23分v-405
でも、就寝時にもかかわらず、ちゃんと感知できていますね
すごい!

懐かしい思い出

あの濃い緑色の蚊帳の中で、住む所は違っても同じような事していたんですねえ~。
今のような便利な世の中ではなかったのに何故か懐かしく、
イイ時代だったと思います。

それにしてももりママさんのあの時間の感知は確かにスゴイ!!
しかも早起きだし、見習わなくっちゃ~

♪SP♪さんへ

ウフ!
SP♪さんも、てんかふん、知ってる派ですね

昭おむつ替えの時・・・そうね、やってましたねv-411

和は遠くなりにけり・・・・日本人の半数くらいは
天花粉知らないかもv-390



最近の赤ちゃんはやらないんでしょうかね

幾分若いですが‥

天花粉は~い!です。
ウチのは赤ちゃんの絵が描いてある、紙の丸い容器に
パフパフと入ってました。
あの頃の夏はみんな首筋がアセモ(って方言?)に
なってました。
これを読んでいて蚊帳の少しカビ臭さと蚊取り線香
の混じった匂いがすーっと横切りました。

♪カッパさんへ

そうそう、まさしくベビーパウダーのことですよv-426

「天花粉」はテンカフ、もしくはテンカフンと読みます
そっかあ、カッパさん世代になるともう知らないのねえ
年齢差を感じるなあ

> pocoさんの文章ってイイなぁ・・・
> 自分の子供の頃の記憶とは多少ちがうけど、なつかしくてやさしい気持ちになりますね~v-10

私はここを読んで、うれしい気持ちになりました、ありがと!

♪おーどりーさんへ

あらいつの間にか、かめ子さんが付け加わったんですねv-411

天花粉や、蚊帳があった頃には
昭和の思い出はやさしいですね
子供の虐待なんかはなかったんじゃないかなあ

> ひそかにブログ再開してました。
そうだったんですか
また遊びに行かせてもらいますね
爬虫類は苦手ですが、亀なら大丈夫ですからv-411

♪カズの妻さんへ

> 今のような便利な世の中ではなかったのに何故か懐かしく、
そう、やたら懐かしい

少なくとも、今みたいに暑くはなかったね
すだれ、うち水、うちわ、行水、夕涼み

あ~昭和のころの暑さが懐かしいv-238

> イイ時代だったと思います。
あの頃はいい時代だったねえ・・・なんて言い出したら
アハハ、いい歳の証拠かもv-8

> それにしてももりママさんのあの時間の感知は確かにスゴイ!!
ねえ、立派なもんですよね

毎日、明日こそ早起きして、暑くなる前にさっさと片付けて!と思うんだけど
いつも、暑さに先を越されてしまっています

よおし、明日こそv-411

♪野良上手さんへ

この際、前後5歳は同世代とみなしますv-411

> ウチのは赤ちゃんの絵が描いてある、紙の丸い容器に
> パフパフと入ってました。

そうですそうです!
フワフワのパフが付いてましたね
私は今、天花粉のあのやさしい匂いがよみがえりましたよ

関西もアセモって言いますよ
アクセントはセにありますが

蚊取り線香は金鳥のでしたね
あれ!思い出って匂いにつながってるんだ



ん???

てっきり”テンカフ”だと思ってたー v-405
”ん”が抜けてるねー v-292

うちも、”ポンポン”と呼んでまーっす!家族全員”ポンポン”愛用者でーーーっす!!

思いあたる・・

アレかなー?っていう覚えのあるニオイはあるんだけど・・
母がよく使ってて、子どもの頃は夏につけてくれてたやつ・・
ピンクのプラスチックの容器に入ってて、ふわふわのパフでつけてました。
母上に聞いてみよーかなー?
あれなら、ほしいv-238

♪そらちゃんへ

正式には、テンカフンでしょうけど
「テンカフ、テンカフ」って言ってたよ

お風呂上がりにはポンポン
夏の風物詩よv-411

♪カッパさんへ

うん、そうそうそれよv-411

ふたにかわいい赤ちゃんの顔がついてたかな
今ふと思い出したけど、シッカロールとも言ってた

やさしく懐かしい匂いですよね

でもくれぐれもあれをつけて
白くなった体で出歩かないようにv-363

シッカロール♪

pocoさん、ありがとーーー!

コメント入れながら、ものすごくひっかかってたんです。てんかふ・てんかふん・ポンポン・・・と言いながら、一番しっくり来るのが無い気がしてたんですよ。

シッカロール!!それそれ!

ああー、すっきりした~♪

♪SP♪さんへ

アハハハ
あるあるそう言うの、なんか違うっていうの

お役にたててよかったですっ

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                夫は20年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが、週1回の抗がん剤点滴でがん細胞と折り合っているらしく、無事に4年目にはいりました。
ちっとも甘くない生活だけど、初孫(♀1歳)とひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂9才)に癒される毎日です

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ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

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