金柑

実家の庭にある金柑が
この時期たくさんの実を付けます
金柑
冬枯れの庭に、小さな橙色は心うれしく
そんなに食べるわけでもないのに
毎年母がたくさん収穫しては、甘露煮を作って友達やご近所に配っていました

もう台所仕事などほとんどしなくなった(できなくなった)母ですので
日ごとに色を増す金柑を見ながら、今年は甘露煮はムリだなあと思っておりました

ところが先日実家に行ったら
ガラス鉢に一杯の甘露煮が出来あがっていたのです

多分煮ている事を忘れたのでしょう
煮詰めすぎたのか、シワもよっているし
少し焦げたのも交じっています
甘露煮

しかも、それを気にする風もないのがちょっと切ない
母がかつて作っていた甘露煮は
優しい橙色はそのままに、ふっくらと柔らかいものでしたから

それでも、手順は間違えなかったのか
苦みもえぐみもないし、甘さもほどよく
2つ3つとつまんだあと「おいしい!」と言うと
「よかったら、なんぼでも持って帰って頂戴」
と、母の得意のフレーズが出ました

ほんの数年前まで
母の作ったお総菜などを私がもらって帰るというのが常で
「これおいしいねえ!」というと
「よかったら、なんぼでも持って帰って頂戴」と
惜しみなく持たせてくれたものなのです

昨今は、こちらから持って行くばかりで
聞くこともなくなっていたその言葉に
思わず「そうやね、もらって帰るわ!」とこちらの声も弾みます

金柑はまだまだたくさん生っているので
かつての母が作っていたような
鮮やかな橙色のふっくらと柔らかい甘露煮に挑戦してみようかな

今度は一緒に
母に教えを請いながら・・・
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甘露煮大好き!

羨ましいなぁ・・・
まだ教えて下さるお母様がおいでになって・・・
今になって
「ああーー、あれもこれもキチンと習っておけば良かった!」と思うんですよ。
特に、幼い頃から喉が弱かった私は、祖母や母の金柑の甘露煮は冬の必需食品でしたから・・・
今はせめてのど飴は金柑入りを買うんです。

少々焦げてても、作ろうという意欲が嬉しいですよね。
お決まりの文句も聞けて良かったですね。
是非、今度はお母様のお指図で作ってね!
そして、ますます美声になって・・・・うふふ

おふくろの味…

こんばんは。

ご実家に金柑の木があるんですね。素敵です。
鮮やかなオレンジ色ですね~~!

ところで、うちの狭いベランダに去年鉢植えの金柑を買ってきましたが、人間が食べる前に全部鳥につつかれました(涙)今年もボロボロです。


おふくろの味、子供の頃は何の感慨もなく食べてましたけど、
永遠に失った今では、母の料理を思い出すと
きゅっとつねられたように胸が痛みます。
あの漬物、しょうが焼き、カレー、もう一度食べたいなぁ…。

お母さま手作りの金柑の甘露煮を見ていたら、そんな痛みをまた感じました。
(嫌な痛みじゃないんですよ)
愛情がいっぱいつまった、甘い甘露煮。
なんて美しいんでしょう…。

でも、火事にならなくて良かったですね。
ほっとしました。
好きなお料理はさせてあげたいけれど、ちょっと怖いですね。

♪もりママさんへ

コンロにお湯をかけた時点で何をするのか忘れてしまうような母が
一人でよくやったなあと思います

言われてするのと、自発的にやろうと思ったのとの違いでしょうか
春になったらイカナゴも煮てもらおうかな

うちにおいでと言う誘いを
いまだに一人がいい、と断り続けるのです
本音なのか、遠慮なのか
本当にそれがいいのか、無理にでも連れて来た方がいいのか

日々迷っております

♪mikomonaさんへ

ベランダの金柑残念でしたね
ネコちゃんたちに追っ払ってもらわないといけませんね

実家にやって来る鳥は、柿や琵琶には群がるのですが
どうやら金柑嫌いらしくきれいなままです

> おふくろの味、子供の頃は何の感慨もなく食べてましたけど、
> 永遠に失った今では、母の料理を思い出すと
> きゅっとつねられたように胸が痛みます。
想像しただけで、胸が詰まりそうです

> でも、火事にならなくて良かったですね。
コンロはIHなので火が出ないのと
一応既定の温度を超えると消える(はず)なので
認知のある年寄りのひとり暮らしを続けています

そろそろ限界かと思うのですが
好きな時に好きなようにやるのがいいのかなあ
と思うとなかなか、引きとるふんぎりがつきません

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                夫は20年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが、週1回の抗がん剤点滴でがん細胞と折り合っているらしく、無事に4年目にはいりました。
ちっとも甘くない生活だけど、初孫(♀1歳)とひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂9才)に癒される毎日です

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