母の時間

母は、週4回のデイサービスに行かない日は、一日中ぼんやりと過ごしています
こちらから働きかけなければ、ただただ座っているだけです

・・いいお天気やね
・・新茶入れたよ
・・ほらほら、りくのこの寝相見て!
話しかければちゃんと返事は帰ってくるけれど
そんなに盛り上るほどの話題もありません
昔はふたりでいっぱいおしゃべりしたのになあ

編み物をするよう促したり
スーパーに買い物に連れて出るように心がけているけれど
いつもというわけにもいかないし・・・
だから、デイサービスに行く日はホッとしてしまいます

母の時間はいろんなところで停止します
お母さんお早う!と起こして、ベッドの上に着る服を順番に並べておきますが
着替えかけても途中で必ずストップします
ボタンを留める途中で・・・ズボンをはく途中で・・・

編み物の手を宙で止めたまま30分なんてことはざらです
寝たかなと思って1時間ぐらいして見に行ったら、ベッドに腰掛けたままだったということもありました
次に何をすべきか判断が付かなくなるようです

定位置のソファに一度座ると、なかなか立ち上がり(れ?)ません
ご飯よ、と声をかけると返事はするけれど2回3回と呼びかけるまで動きません
もう寝たら、と言うまで自分から部屋に行くことはないし
言ってもすぐに行くことはありません

おばあちゃん時間で時が流れているようです

でもでも
着替えもひとりでできるし
ご飯もひとりで食べられるし
トイレも自分で行くし
ゴボウのささがきはしてもらえるし
編み物はすこぶる上手です

アルツハイマーは進行すると、怒りっぽくなると聞きますが
今のところ穏やかです
無表情なことが多くなったけれど、りくに話しかける時は笑顔になります

だからそんなに手はかからないのです
「あんたに迷惑かけないようにしないと・・・」と言い続けていた通り、最低限のケアで済んでいます
だのに私は、そんな母の行動に時折イラッとしてしまうのです

夫のガンが発覚して、いずれ両方のケアが無理になる時が来るかもしれないと思い
近くの施設の申し込みをしました
できてからまだ3年で、きれいだしとてもきめ細やかな世話をしてくれると評判の施設で、以前から母を預けることになるならあそこがいいなと思っていたところです

こんなことでもなければ、母を施設に入れると言う決断はつかなかったかもしれません
ただ待機者リストの一番だけど、満室なので入所がいつになるかはまったく予測できません
逆に、今すぐ入れますと言われたら、ちょっと戸惑ったかも

今は神様が「まだまだ、お世話しなさい」って思われてるんでしょうね、きっと








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No title

りくちゃん どんなに大切な役割を担ってくれているのだろう pocoさんはお母様に話しかけ、お母様はりくちゃんに話しかける いい感じ ボクも妻が一人寝室に行くと後から行きます 今日は夫婦で30分も話し込みました

そんな事ないと思いますよ~

(なぜかエラーで二度目の投稿…)

順番待ちなのはタマタマですよ。
気が進まないのはよくわかりますが、お母様も手を煩わせない事を望まれてらっしゃったのですし。

声をかけても中々動かないご様子は我が家の反抗期息子とダブりましたwww。(一緒にするなと怒られそうですが)
我が家の義母もアルツハイマーで施設に入っています。家で面倒を看るのはとても大変ですし、プロに看てもらうのもご本人にとって良いことも多いと思います。
とにかく手の掛かる旦那様もいらっしゃるのですし(^_^;)、無理して体調崩したりしない方法を早めに選択するのが、家族みんなの為になると思いますよ!

若造(?)にわかったような言われ方すると気分悪いかもしれませんが…。
とにかく無理しないでくださいね!

pocoさんはすばらしい!

わたしも帰省すると母といっぱいおしゃべりしてます。v-291
そのうちpocoさんみたいになつかしく思う日がくるのかなぁ。せつないですねぇ。

お母さんのことをほんとうに大切に大切に思って接しているんだなぁ..と、ここを読んでるだけでヒシヒシ伝わってきますよ〜。

なので、イライラする自分を責めないでほしいなぁと思いました。
それは自然なあたりまえの感情じゃないでしょうか。
イライラするのはきっと正常デス!イライラしたいときはイライラしましょう!
そんでうまく発散できれば問題ナシでは。りくくんの寝相観察が効果大?
友達は日頃のウップンをパン作り(こねるとき、恨みを込めて生地をたたきつけるんだって)ではらしていると言ってました。
でもその恨みのこもった?パンもらったけど、おいしかったですよ☆

わたしも最近少しぼんやりしてきた父に、イライラを感じるときがあります〜。
それを会社の社長に言ったら、「カッパさん、ヒトは年取ったら忘れていく生き物なんだよ〜」と言われました。
しっかりしてほしい、元通りになってほしいと思ってしまうけど、そもそも、老いってそういうものなのかもしれないなー、しかたないんだろうなー・・とちょっと納得しちゃいました。

良かった!

お近くに良い施設があって良かったですね。
何でもひとりで背負い込まないことですよ、長続きの秘訣です。
お近くならお母様も寂しく無いし、いつでも行けますものね。
義伯母や伯父を施設に預けたり入院させたりしてた頃は、週3回会いに行く生活でしたが、それでもひとり暮らしを心配してた時よりは安心感がありました。
それに、我々ももう若くはないのだし、受け入れていただけるのなら有り難いことだと思います。
ご主人様、口内炎はいかがですか?
父が抗癌剤や放射線治療をしてたんですが、本人には癌と告知してなかった(母が告知に反対してたので)ので、口内炎も含めての副作用についてホントの事が言えず困ったことでした。
ご主人様、前向きに冷静に治療されていて、ホントに偉いです!

色んなこと、物事と前向きに取り組み対処されてるpocoさんを感心し、遠くより応援していますよ!

♪やまさんへ

りくの存在がどれだか力を与えてくれているか
いつも、りくは神様が遣わして下さった天使だと思います

ご自分もお辛い時にコメント恐縮しております
奥様の力になってあげて下さいね

♪ケロリンさんへ

> 声をかけても中々動かないご様子は我が家の反抗期息子とダブりましたwww。

情景を思い浮かべて笑ってしまいました
態度だけ見ると似てるかも
こちらがイラッとするのも共通ですね(*^_^*)

> 若造(?)にわかったような言われ方すると気分悪いかもしれませんが…。

とんでもない!久しぶりにお声が聞けて(?)うれしかったです
若造さんの、思わずニヤッとするようなコメント歓迎です

そろそろ疲れが出てくるころなので
家族のために、頑張りすぎないように心がけますね

♪カッパさんへ

> わたしも帰省すると母といっぱいおしゃべりしてます

いいなあ
お母さん以上に子供の話を一生懸命聞いてくれる人はいませんよね

今こうやってカッパさんへのお返事書いてたら
最近は、母にいろんなこと話してないことに気付きました
どうせ忘れてしまうし・・・と思って
ただぼんやりと時を過ごすだけの母を、悲しい思いで見てるだけじゃなく
忘れてもいい、理解できなくてもいい、何度でも話せばいいじゃないか

カッパさんの優しい気持ちのあふれたコメントが
大事なこと思い出させてくれました、ありがとう


♪largoさんへ

今はまだみんなで優しく接しているけれど
こちらに余裕がなくなったり、母の認知が進んで例えば不機嫌になってきたりしたら
いい顔ばかりはしてられないかもしれません

願わくばそんな日が来るまでに施設に空きが出ますように!

> それに、我々ももう若くはないのだし

老々介護と言うことばがチラつきます(笑)いやいや笑うところじゃない、体力的にも切実です

> ご主人様、口内炎はいかがですか?

おかげさまで今は治まっていますが
夫の元気がなくなるとハラハラしてしまいます
今後のことも考えて、ビタミンBを常用しはじめました

今は告知が当たり前みたいでビックリしましたが
放射線や抗がん剤点滴を告知しないでやるわけにいきませんものね

お母さまは大変だったことでしょう

> 遠くより応援していますよ!

今回のことに関しては、自分でも驚くほど弱虫でした
今は明るく過ごすようにしているけれど、ちょっとしたことで暗くなりがちです
そんな時largoさんからの応援、力になります。ありがとうございます

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                夫は20年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが、週1回の抗がん剤点滴でがん細胞と折り合っているらしく、無事に4年目にはいりました。
ちっとも甘くない生活だけど、初孫(♀1歳)とひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂9才)に癒される毎日です

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1型糖尿病とは

    

ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

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