老いを看る

先日、母が89歳の誕生日を迎えました
小さなケーキでささやかなお祝いをしました
ケーキ

「お母さん、誕生日がきたよ」
「あっそう、いくつになるんかいな」
「なんと89歳よ!」
と言う会話を何回も何回もしています

進行を遅らせるお薬をいくら飲んでも、体と頭の衰えは徐々に進んでいきます

娘がかわいい花柄の表紙のアルバムをプレゼントしたけれど
中に入れたハナの写真を見て、母は知らないと言いました
アルバム

今日は台風が来てるんよ    あらそう
朝顔がきれいに咲いたでしょ?   ほんと、可愛いね
ほら、りくがおばあちゃんおはようって言ってるよ    りくちゃんおはよ

言葉かけにはちゃんと応えます
でも自分から、何かを言うことはありません

おしゃべり大好きな母だったのに
テレビや電化製品や庭の花や木にさえ、何やかやと話しかけていたのに
暇さえあれば庭に出て草引きをしていたのに

寝室のある2階に行くだけで息を切らせて座り込みます
デイサービスに行かない日は、日がな一日同じ位置に座り
ウトウトとすごしています
親の衰えを目の当たりにするのはつらいです

うちにつれてきたから、進行が早まったんだろうか
私のことがわからなくなるかも

取り戻せない過去を振り返って悔いたり
わかりもしない先のことを嘆いたり

実は7月半ばに、念のためにと申し込んでいたグループホームに空きが出たという連絡が来たのです
もう少し先になるだろう、もう少し先でいい、と思っていたのでちょっと戸惑ってしまったのですが
これを逃すと、次がいつになるかわかりません
でも今入れたら、認知が進むんじゃないか 何より母がどんな風にそこで過ごすだろう
夫や娘もアドバイスはしてくれるけど、私が決めなければいけません

考えあぐねて友達に相談しました
実母を自宅介護の末見送り、義母をつい先日介護施設に入所させた経験者です
同じ一人っ子なので、しんどさも共感しあえる友人です

「あなたの余力のあるうちに決めたほうがいい
お母さんだって、あなたが自分のことでしんどい思いをするのは本意じゃないと思うよ
施設に入れるのは、放棄するわけじゃなく別の形で見守ると思えばいい」

親身なアドバイスに、気持ちは決まりました
今週入所します

車で5分程、歩いてでも行ける距離です
せっせと通おうと思っています






スポンサーサイト

コメントの投稿


非公開コメント

友達はありがたいですね!

ハナちゃんのことが分からないっていうのはショックでした。
さみしいですね。

もともと一人暮らしがご希望だったから、お母様のほうは案外さっぱりされているかもしれませんよね。
ほんとうのところは、わからないけれど。

お母様が心地よく過せる場所でありますように☆
りくくんは連れて行けるんですか?

♪カッパさんへ

> ハナちゃんのことが分からないっていうのはショックでした。
> さみしいですね。
ハナは虹の橋の向こうで母が来るのを待ってるのに
12年も一緒に暮らしたのに
あんなに可愛がってたのに
こんな風に私たちのことも忘れてしまうのかなあ
病気とは言え淋しいです

> もともと一人暮らしがご希望だったから、お母様のほうは案外さっぱりされているかもしれませんよね母は少しも、ああしたいとかこうしたいとか言わないんですよね
一体どう思ってるんでしょう
カッパさんが言われるようにスンナリ融け込んでくれるといいんですけどね

> りくくんは連れて行けるんですか?
大丈夫!確認済みですv-218
しかもほえない、かまない、なめないりくはセラピー犬にピッタリでしょ

良かったですね

そうだったんですか?
pocoさんの決断で私も良かったと思いますよ。

新しくて、近くて良い施設のようですね~。
5分程の距離だものお散歩感覚で会いに行けますね。
お母さんにもお仲間さんも増えて良い結果になるかも・・・。

ムリしないで!!
あのはつらつとしたpocoさんが一番お似合いですよ。v-344v-344




♪カズの妻さんへ

これでいいんだ
これがいいんだ
と思ったり

これでいいのかと思ったり

ホッとするところもあるけれど
自分の老後とも重ね合わせて、やるせないきもちになります

> ムリしないで!!
ありがとう

いつの間にか押しも押されもせぬばあさんになっております
自分も大事にしないとねv-290

トラックバック

http://amaiseikatsu.blog43.fc2.com/tb.php/889-19b8fe17

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

poco

Author:poco
                夫は20年前に1型糖尿病発症。いろいろあったけどやっと落ち着いて過ごしだしたところに、思いもせぬ血管肉腫というガン宣告。
極めてまれなものということで一時は絶望的な思いに駆られましたが、週1回の抗がん剤点滴でがん細胞と折り合っているらしく、無事に4年目にはいりました。
ちっとも甘くない生活だけど、初孫(♀1歳)とひょんなご縁でうちの子になったチワワのりく(♂9才)に癒される毎日です

最近の記事+コメント

全記事一覧

カテゴリー

1型糖尿病とは

    

ある日突然、何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫疾患。        発症原因も治療法も一般的な糖尿病とは異なります。 体内でインスリンを作れないので、毎日数回のインスリン自己注射をして血糖の上昇を防ぎます。           適切なインスリン注射により、仕事運動、旅行など健常の人となんら変わることのない生活を送ることもできるし、食事の制限もありません。     しかし、低血糖や高血糖に陥ることも多く、完治することはないので、このインシュリン注射は一日も休むことなく一生続けないといけないのです。

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

QRコード

QRコード

FC2